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寄来

寄来
名詞
1
標準
文例 · 用例
今着ている衣服なんか、台なしになってるけれど、姉様がわざと縫って寄来したもんだから、大事にして着ているんだ。
泉鏡花 化銀杏 青空文庫
」 と言懸けてお貞はもの案じ顔に見えたりしが、「そうそう、芳ちゃん、まだその前にね、旦那がさ、東京へ行って三月めから、毎月々々一枚ずつ、月の朔日にはきっと写真を写してね、欠かさず私に送って寄来すんだよ。
泉鏡花 化銀杏 青空文庫
この女の人は平常可愛い猫を飼っていて、私が行くと、抱いていた胸から、いつもそいつを放して寄来すのであるが、いつも私はそれに辟易するのである。
梶井基次郎 愛撫 青空文庫
そしてそれを私の方へ抛って寄来した。
梶井基次郎 愛撫 青空文庫
「家の近所にお城跡がありまして峻の散歩にはちょうど良いと思います」姉が彼の母のもとへ寄来した手紙にこんなことが書いてあった。
梶井基次郎 城のある町にて 青空文庫
志ありだけ寄来さっせえ。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
」と意味ありげに言含め、「そこでの、黒瀬の婆様を葬ってやろうと思って用意をしたお棺はね、ちと道具に使用処がある、後でここへ持たしてお寄来し。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
度々催促すれども得がたし/\と申而居候故、もはやくれぬ事かと思切ゐ申候処、去冬忽然と寄来候。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫