箇日
かにち
名詞
標準
文例 · 用例
子供が三箇日にも着物を着換える事ができないのだそうだ。
— 夏目漱石 『永日小品』 青空文庫
「せめてと存、誠に大切に百箇日迄、ちゆういん中同やうにつとめ申候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
此後十二月三日に至つて、百箇日が始て終つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
百箇日の間夫の位牌に仕へた里恵の情は、上に引いた書にいかにも切実に描き出されてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
翁は四月頃に先ず死し、まだ百箇日の過ぎぬ間に、媼も踵いで死したそうである。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
つまり養父の百箇日が来るまで遠慮したいと云うので……そのうちには品夫の実父の二十一回忌も来るしする事だから、そんな法事をスッカリ済ましてから、ゆっくりと式を挙げたいと云うのです」「成る程……それなら御無理もないかも知れませんね……。
— 夢野久作 『復讐』 青空文庫
日西天ニ没スルコト三百七十余箇日。
— 国枝史郎 『赤坂城の謀略』 青空文庫
派出婦なんかきっと三十日から三箇日ぐらいやとわれて、ガタガタやって、よけいに金をとるというわけなのでしょう。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫