頷垂
頷垂
名詞
標準
文例 · 用例
第四はジャワ等諸島に住むガルス・ヴァリウス、全く頷毛なく冠大にして切り込みなく、頷垂れただ一なるのみ、羽色多く緑で家鶏との間種は稀に種を伝う。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
一難去ってまた一難とはこのことかと、黙ったまま彼は頷垂れていた。
— 怪談抜地獄 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
新見は頷垂れて涙を拭うた。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
栄一は頷垂れて指をもじ/\して居たが、父を見て『お父様……』と云つた。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
私は兄さんひとりしか頼りにする人が無いのですから』と云つてまた頷垂れて終つた。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
あはてゝ起き上つて、机の上に両臂をついて頷垂れて黙つて居ると、『兄様、そんなにして寝て居つて、足で机の上のランプでも引繰り返して、火事でも放つた事なら大変ですよ、お父様のお留守に危い。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
笑子は頷垂れて居た。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫