墨繩
すみなわ
名詞
標準
inked marking string
文例 · 用例
倫理道徳は人間を覊縛する墨繩に過ぎざるか。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
それは前にもちよつと記した通り、規矩装飾は外来の法に学びながらも、実地の仕事は、日本の宮大工系統のものなぞが「墨繩」を引いたもので、今でいふブリキ屋を「飾り屋」と呼んだころの、何れも誠実丹念な仕事振りで出来てゐた。
— 木村荘八 『東京の風俗』 青空文庫
墨繩を引いたやうにとの意。
— 老莊申韓列傳第三 『國譯史記列傳』 青空文庫
まっすぐで、規則正しく、冷然として、垂直になっており、定規をあて墨繩を引き錘鉛をたれて作られたもののようだった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
整然として薄ら明るく、墨繩で設計され、あたかも裃をつけたようにきちんとしている。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
大工さんが墨繩を弾いて材木に真っ直ぐな線を描く様子は、職人の技を感じさせる。
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建築現場では、基礎の位置を決めるために今でも墨繩が重要な役割を果たしている。
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古い墨繩から放たれる墨の香りが、改修中の古い民家の室内に漂っている。
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