鼻歌まじり
はなうたまじり
名詞
標準
humming a tune (while doing something else)
文例 · 用例
いったい俺たちが、五人そろって貧乏のどんづまりに引きさがりながらも、鼻歌まじりで勇んで暮らしているのは、誰にもあずけておけない仕事があるからだ。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
ぐんぐん登れば雷様を下に見る、不死身の強さは日本一の、猿飛佐助の道中だ」 という洒落が出て来ると、もう憂鬱はけし飛んで、得意満面の鼻歌まじりに、大空を飛んで行った。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
足洗主膳、金井半九郎、柴田一角、僧範円、有竹松太郎、加藤東作、吉田彦六、戸島粂之介等々の武士は鼻歌まじりに、愉快そうに働いていた。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
「貴殿とお別れいたしてすぐに、我ら例の小屋を攻撃いたそうと、小屋の近くまで参りましたところ、何んたる大胆義党の奴ら、鼻歌まじりに鋸や斧で、小屋の建築をいたしおりましたので……」「ナニ、あそこにも義党の輩が?
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
肥前はそれには答えず、鼻歌まじりにミシミシとみんなの枕元を通って自分の寝場所に行き、フトンを引きずり出して寝仕度にかかりながら自分だけは良い心持そうに――しかしはたから聞くとくずれさびれた投げやりな調子で――低い声で唄い出す。
— 三好十郎 『破れわらじ』 青空文庫
寿江子は私のわきでスケッチをして居り、鼻歌まじりで一心に集注した可愛い顔つきで雨にぬれて色あざやかな外の風景を描いて居り、私はドーデエの『月曜物語』を、特別な興味と関心とで読んで居り、午後じゅう、ほんの一寸しか互に喋らず、しかも静かに充実した精神の活動が室に満ちて居り、本当に本当にいい心持でした。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
八月二十五日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕八月二十四日 第四十五信 きょうは心も軽く鼻歌まじりに栄さんを督励して本箱を置換えたりベッドを直したりして、又元のエハガキのような位置におちつきました。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
休日の朝、鼻歌まじりでパンケーキを焼くのが彼の習慣だ。
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彼女は鼻歌まじりで洗濯物を干しており、上機嫌なのが伝わってきた。
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鼻歌まじりで仕事をするなんて、よほど楽しいのだろうね。
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