飛び越す
とびこす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to leap over
文例 · 用例
よいしょ、と小さい声で言ってみて、路のまんなかの水たまりを飛び越す。
— ――ひそひそ聞える。なんだか聞える。 『鴎』 青空文庫
小川を躍り越せば女も飛び越す。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
そこであっしが追っかけて行き、キューッとしぼったは中条流、ピョイと飛び越すと朱舜水様葵のご紋もおいでなさる。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
しかし、ものに溺れやすい安知には、そんな銭勘定を飛び越すくらゐは何でもなかつたのです。
— 薄田泣菫 『利休と遠州』 青空文庫
行動主義と自由主義については、その前に飛び越すわけには行かぬ民族の問題があるから、今は一先ずこれにはペンをつつしもう。
— 横光利一 『純粋小説論』 青空文庫
心にこれだけは云ってはならぬぞと、云いきかせた二人の慎しみの裂け口を飛び越す思いであった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
スウェターに首を突込んで、靴下を穿いて、帽子を引っ掴むと、梯子段の途中に引っかかっている女将の巨体を飛び越すようにして上り框から半靴を突かけると表の往来……千代町の電車通りに飛出した。
— 夢野久作 『山羊髯編輯長』 青空文庫
私は猶予なく三尺ばかりの亜鉛壁をヒラリと飛び越すと、恰も係りの者であるかのように落ち着いた態度で、馬をいじり初めた。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
作例 · 標準
小さな水たまりを飛び越そうとして、着地に失敗し靴を濡らしてしまった。
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猫が窓枠を飛び越して、庭へと飛び出していった。
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彼は目の前の障害物を一つずつ飛び越しながら、人生を切り開いてきた。
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