御居処
おいど
名詞
標準
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文例 · 用例
馬もびっくりしましたぁね、(おいどいつだい、何の用だい。
— 宮沢賢治 『バキチの仕事』 青空文庫
「おいどうしたのか。
— 宮沢賢治 『蛙のゴム靴』 青空文庫
マリオは、こゝから三百里も北ですから、よほど涼しい訳ですが、やっぱり仲々蒸し暑いですからね、私は給仕に、「おいどうしたんだ。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
教授はあきらめて落着いて、「おいおいどうしてくれるんだ――給仕にも何にもまだ膳が来ないではないか。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
それともう一つ私が感心したのは、祇園や先斗等の柳の巷の芸者や妓たちが、客から、おいどうだ、何か買ってやろうかとか、芝居へ連れて行てやろうかとか、こんどまた来るよ、などと言われた時に使う「どうぞ……」という言葉の言い方である。
— 織田作之助 『大阪の可能性』 青空文庫
三四郎は笑いながら、「おいどうした」と聞く。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
ありゃあれっきりのお茶番と思ってましたが、じゃいくらかあいつにほしのにおいがするんですね」「においどころか、ばりばり障子をひっかいた音っていうのは、そのさるなんだよ。
— 血染めの手形 『右門捕物帖』 青空文庫
にらみ合っただけで一合も渡り合わずに、突然江戸錦がぷいと立ち上がって、にたり微笑を漏らすと、「おいどんが負けでごんす」 つぶやきながら、さっさとたまりへ引き揚げてしまったからです。
— 毒色のくちびる 『右門捕物帖』 青空文庫