不思議な縁
ふしぎなえん
表現名詞
標準
quirk of fate
文例 · 用例
そのためにこれらの食物と、まだ見ぬ西洋へのあこがれの夢とが不思議な縁故で結びついてしまったのであった。
— 寺田寅彦 『詩と官能』 青空文庫
如何でしょう、僕と貴様と斯やって話をするのも何かの運命です、怪い運命ですから、不思議な縁ですから一つ僕の秘密の杯を受けて下さいませんか、え、如何でしょう、受けて下さいませんか。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
』と、水兵は膝を進ませ『今、松島海軍大佐閣下は、英國テームス河口の造船所から、新造軍艦「日の出」の廻航中で、本艦は昨曉アデン海口を出で、今しも此印度洋を進航して來ると、丁度輕氣球が天上から落ちて來たので、急ぎ助けて見たら足下等だ、實に不思議な縁ではないか。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
……」 三十四「私は不思議な縁で、去年静岡へ参って……しかもその翌日でした。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
「……しかも、その(蕎麦二|膳)には不思議な縁がありましたよ……」 と、境が話した。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
俥で帰ると、追分で一生の道が南北へ分れるのを、ほんとうに一呼吸という処で、不思議な縁で……どうも言う事が甘ったるいが、どうもどうも、腹の底まで汁粉に化けた。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
」「なるほど不思議な縁ですね。
— 岡本綺堂 『月の夜がたり』 青空文庫
「不思議な縁ですね、まだ下極りで、世間に発表はしないけれども、今度、仙台の――一学校の名誉教授の内命を受けて、あと二月ぐらいで任に赴く。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
作例 · 標準
まさかこんな場所で再会するとは、本当に不思議な縁だね。
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何度も偶然出会ううちに、二人の間に不思議な縁を感じるようになった。
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彼女と出会ったのは、まるで運命に導かれたような不思議な縁だった。
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