顔子
がんし
名詞
標準
文例 · 用例
程伊川先生の高弟|趙顔子の子|趙仲修が宣和辛丑の年、李彦平の落選を慰めて云う、「公は既に論語を知る。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
思わず妻の顔子どもたちの顔を見まわした。
— 伊藤左千夫 『去年』 青空文庫
猶持所有顔子陋巷瓢。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
我輩の下宿の体裁は前回申し述べたごとくすこぶる憐れっぽい始末だが、そういう境界に澄まし返って三十代の顔子然としていられるかと君方はきっと聞くに違いない。
— 夏目漱石 『倫敦消息』 青空文庫
まるで、そこにいる顔子狗の顔そっくりの人相じゃ。
— 海野十三 『鬼仏洞事件』 青空文庫
おい、顔子狗、黙っていないで何とかいえよ」「……」 顔子狗と呼ばれた男は、無言で、ただ唇と拳をぶるぶるとふるわせていた。
— 海野十三 『鬼仏洞事件』 青空文庫
おれはもう、貴様との交際は、真平だ」 そういって顔子狗は、さっさと、向うへ歩みだした。
— 海野十三 『鬼仏洞事件』 青空文庫
「おい顔子狗よ」と例の案内役が、後から呼びかけた。
— 海野十三 『鬼仏洞事件』 青空文庫