御馳走
ごちそう
名詞
語義は準備中です。この語は青空文庫の用例から収録した新着の見出しで、現在は読み・品詞・用例のみ確定しています。
文例 · 用例
子供に御馳走しようと思って、母は台所で小豆を煮ている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
冷した麥酒を御馳走になりながら聽いてゐると、いかにも風雅な氣分がするので「好いね!
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
――困つたものだ、と兎は答へる、何時ものやうに、私はおつ母さんに御馳走しようと思つて来たんだが!
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
「御馳走さまで」と、案内者は水の礼を述べて、いよいよ裾野の中へ入る。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
日頃健啖なのに、下の女の児は一杯食つた切りで、「御馳走様」と云つて、サッサと寝床にもぐり込んだ。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
魚容の学問を頭から軽蔑して、魚容が「大学の道は至善に止るに在り」などと口ずさむのを聞いて、ふんと鼻で笑い、「そんな至善なんてものに止るよりは、お金に止って、おいしい御馳走に止る工夫でもする事だ」とにくにくしげに言って、「あなた、すみませんが、これをみな洗濯して下さいな。
— ――新曲聊斎志異―― 『竹青』 青空文庫
メロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。
— 太宰治 『走れメロス』 青空文庫
茶会というものは、ただ神妙にお茶を一服御馳走になるだけのものかと思っていたら、そうではない。
— 太宰治 『不審庵』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
御馳走(ごちそう) 来客に食事などをふるまって心からもてなすこと。また、そのための食べ物。「ある目的を達成するために方々を走り回る者」を意味する「馳走」の丁寧語・尊敬語が語源。 上記の「ふるまい」の意味が転じて、豪勢な食事、山海の珍味、酒の肴、特別な料理。 上記の「もてなし」の意味が転じて、歓待をうけること、酒宴に招かれること、食事をおごられること。 江戸時代、幕府が江戸に、京都からの勅使・院使・女院使や、朝鮮からの通信使を迎え入れる際に、その滞在中の一切の世話を担当した役職の通称 →「饗応役」を参照。 歌舞伎で、ある演目の主役をつとめる役者よりも格上の看板役者・ベテラン役者・幹部役者などが、意表を突くような端役で特別に出演して観客を喜ばせること。
出典: 御馳走 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0