神信心
かみしんじん
名詞
標準
belief in god
文例 · 用例
三次が、「旦那T「神信心って奴もやって見るとまんざら悪かァ御座んせんね」 と言って「急ぎやすから御免なせえ」と其の儘スタスタと去る。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
鉄五郎が、T「成る程ね、神信心もまんざら悪かァ無え筈よ」 と言われて三次真赤になった。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
五十五万石の大目付、丸潰れと来たなあ」「それでももしや、お熊の縁談から起った意趣、遺恨じゃないかと思うて、襟半の方へ探りを入れてみると、花婿の半三郎も、今は隠居しとる父親の半左衛門夫婦も、神信心の律義者という評判に間違いないらしい」「それは毛頭間違いない。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
嘘ではない、神信心もしていたようじゃが、しかし大きくおなりで、お達者なように見える。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
随分探しましたぜ」 わたくしはなおも母の事を聞きますと、母はわたくしの無断の家出から気狂いのようになって毎日神信心やら占やらで、きょうも、わたくしの旧学園友達の赤坂の吉良の家へ何事か手蔓を探り出すべく訪ねた帰りに豊川稲荷へお百度を踏みに行ったのだと言いました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「あの女って、水神様のことだろう、今まで私の傍にな、こんな梅干爺でも平生の心がけがいいからな、神信心をして、嘘を吐かず、それでみだらな心を起さずさ、だから神様が何時でもお姿を拝ましてくださるのだ、あのお池の中に祭ってござる水神様だ」 広巳は老人の横面をくらわしてやりたいように思った。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
そうして、神信心を怠っちゃあなりやせん」と、お静は親切に言った。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
ことしの正月、浅草の観音さまで金運きたるっていうおみくじが出たんで、福が来るかなと思っていると、それがだんな、神信心はしておくものですが、ほんとうにあっしへ金運が参りましてな、みごとに三百両という金星をぶち当てたんでがすよ。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
彼は特に特定の宗教を信仰しているわけではないが、人一倍、神信心が厚い。
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「困った時だけの神信心じゃあ、願いも届かないよ」と祖母にたしなめられた。
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毎朝欠かさず氏神様へお参りに行くのが、彼の長年の神信心の形だ。
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科学的な根拠を重んじる彼にしては珍しく、神信心を大切にする一面がある。
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