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芋粥

いもがゆ
名詞
1
標準
rice gruel with diced sweet potatoes
文例 · 用例
祖母は、風邪には温いものがいいだろうと云って、夕飯に芋粥を煮た。
黒島傳治 まかないの棒 青空文庫
京一は、芋粥ばかりを食い、他の家族は、麦飯に少しの芋粥を掛けてうまそうに食った。
黒島傳治 まかないの棒 青空文庫
わしがところではさしたる饗応はせぬが、芋粥でも進ぜましょう。
森鴎外 山椒大夫 青空文庫
大夫は街道を南へはいった松林の中の草の家に四人を留めて、芋粥をすすめた。
森鴎外 山椒大夫 青空文庫
久米は学生時代から、既に多少の文名を馳せてゐたし、芥川は大正五年の九月に、僕が時事へは入る一月前に「新小説」に「芋粥」を出し、十月には「中央公論」に「手巾」を出してゐた。
菊池寛 世に出る前後 青空文庫
従つて十分なことを言ふことは出来ないが、『芋粥』『半巾』『運』などゝ比べると、もつと巧みにその客観化の手腕を見せたやうな作であつた。
田山録弥 自他の融合 青空文庫
どちらになりとはなにを申すぞ、首尾ようつれて参ったら、のろけを聞かしたその罰に、うんと芋粥の馳走をしろよ」 愛撫のこもった揶揄を愛妹にのこしておいて例のごとくに深々と宗十郎頭巾にその面を包みながら、やがて悠々と素足に雪駄の意気な歩みを表に運ばせて行くと、吸われるように深夜の闇へ消え去りました。
旗本退屈男 旗本退屈男 第一話 青空文庫
夜食に芋粥でも鱈腹すすって、せいぜい寝言でも吐かッしゃい」 すういと消えていった主水之介のその影のあとから、くやしげに屋敷の門が音も荒々しく締まりました。
日光に現れた退屈男 旗本退屈男 第八話 青空文庫
作例 · 標準
風邪を引いた孫のために、祖母は甘くて温かい芋粥を作ってくれた。
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寒い冬の朝には、ほくほくの芋粥が体を芯から温めてくれる。
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離乳食が始まったばかりの息子に、裏ごしした芋粥を少しだけ与えてみた。
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2
標準
gruel with ivy broth and finely minced Japanese yam served at large Imperial banquets
作例 · 標準
平安時代の貴族たちは、宴の席で珍重された芋粥を味わっていたのだろう。
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古文書には、宮中饗宴の献立として芋粥が記録されている。
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歴史学者は、発掘された土器から芋粥を調理した痕跡を発見した。
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