渡宋
とそん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
going to Song dynasty China
文例 · 用例
「どのやうな御資格で御渡宋なさるのでございませうか。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
と何もかもご存じのやうな和やかな御微笑を含んで、おつしやつた事さへございまして、その後いちども御渡宋の御希望などおもらしになつた事はございませんでした。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
丁度寂照がかねてから渡宋して霊場参拝しようという念を抱いて居たので、これを托すことにした。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
恩愛の情は母子より深きは無い、今そなたと別れんことは実に悲しけれど、汝にして法のため道のために渡宋せんことは吾も亦随喜すべきである、我いかで汝の志を奪うべきや、と涙ながらに許してくれた。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
で、寂照は表を上りて朝許を受け、長保四年愈々出発渡宋することになった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
……」良子の家に毎日やつてくる真つ赤な顔や手の魚屋の小僧は、いまお祖母ちやんが鉢を出しに奥へ行つたと思ふとそんなことを云つた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
」 父も、私も漫然とそんなことを言ひ合つてる時、ヒツとした瞬間、私は一生に一度しかない此の夏休みを、旅行しないといふことがとても尊い物でも取り逃がす様な気持が矢鱈に湧き上つて来た。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
」 ポイとそんなことを考へ付きながら紙に書いた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫