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滴る

したたる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
1
標準
to drip
文例 · 用例
これに伝わって滴る雫は、霊晶の石を溶し来て白濁し、人間の母が胸から湧かすところの乳の雫そのままであった。
岡本かの子 富士 青空文庫
「すと」「すと」花にたまった雨の澪の砂に滴る音を聴いていると夢まぼろしのように大きな美しい五感|交融の世界がクッションのように浮んで来て身辺をとり囲む。
岡本かの子 桃のある風景 青空文庫
仙人は建築が上手で、弘法大師なども初は久米様のいた寺で勉強した位である、なかなかの魔法使いだったから、雲ぐらいには乗ったろうが、洗濯女の方が魔法が一段上だったので、負けて落第生となったなどは、愛嬌と涎と一緒に滴るばかりで実に好人物だ。
幸田露伴 魔法修行者 青空文庫
その滴る血を吹きつけるように叫んだ。
夢野久作 女坑主 青空文庫
前に差し置いた大鉢には血の滴る大鯛が一匹反りかえって、側に御酒代、襟屋半三郎と書いた紙包一封。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
すなわち木はおもに楢の類いで冬はことごとく落葉し、春は滴るばかりの新緑|萌え出ずるその変化が秩父嶺以東十数里の野いっせいに行なわれて、春夏秋冬を通じ霞に雨に月に風に霧に時雨に雪に、緑蔭に紅葉に、さまざまの光景を呈するその妙はちょっと西国地方また東北の者には解しかねるのである。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
部屋の隅の瀬戸物の洗槽に水道の龍頭から滴る水音だけがさやかに聞えた。
有島武郎 實驗室 青空文庫
谷底に横わる尾根の、翠滴る大竹籔に老鶯が鳴いている。
岡本かの子 呼ばれし乙女 青空文庫
作例 · 標準
彼の知識は広範で、まるで百科事典のようだ。
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その博物館には、古代文明に関する広範な展示がある。
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彼女は、広範なネットワークを持ち、多くの情報に通じている。
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2
標準
to overflow (with freshness, beauty, etc.)
作例 · 標準
その研究は、広範な分野に影響を与える可能性を秘めている。
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この地域では、広範な土地に農作物が栽培されている。
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彼のスピーチは、広範な聴衆の心に響いた。
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