肉店
にくてん
名詞
標準
meat shop
文例 · 用例
「三島亭」は古い牛肉店で、戦争前は三高の学生たちがよくこの店でコンパを開いて、「紅燃ゆる丘の花……」 という校歌やデカンショ節をうたいながら、牛飲馬食した。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
「奧行なしの牛肉店。
— 泉鏡花 『神樂坂七不思議』 青空文庫
写真屋の隣りに牛肉店があった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
名も昔通りのいろは牛肉店で、次郎は千日前はすこしも変らぬなと思いながら通り過ぎようとすると、君枝はなに思ったのか、「ちょっと……」 と、言って立ち停り、そして、いろはの横町へはいって行った。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
私はただ「亀さん」の亭主がまかり間違っても白いダブルの背広に赤いネクタイ、胸に青いハンカチ、そしてリーゼント型に髪をわけたような男でないことをしきりに祈りながら、赤い煉瓦づくりの自安寺の裏門を出ると、何とそこは「いろは牛肉店」の横丁であった。
— 織田作之助 『大阪発見』 青空文庫
千日前「いろは牛肉店」の隣にある剃刀屋の通い店員で、朝十時から夜十一時までの勤務、弁当自弁の月給二十五円だが、それでも文句なかったらと友達が紹介してくれたのだ。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
また鼠は甚だ清潔を好み、食い終るごとに身を洗い熱心に身を粧う、かつ食物の嗜み甚だ優れ、食物十分な時はむやみに食わず、ただし餓ゆる時は随分汚物をも食う、肉店に鼠群が入る時牛の頸や脛を顧みず、最上の肉ばかり撰み食うとあって、ちと鼠から分け前でも貰ったらしいほど讃めて居る。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
東京第一流の牛肉店也。
— 大町桂月 『梅の吉野村』 青空文庫
作例 · 標準
新鮮な牛肉を買いに、いつもの肉店に立ち寄った。
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