赤黄色
あかきいろ
名詞名詞-の形容詞
標準
yellow with a tinge of red
文例 · 用例
一筋の木目も無いばさばさした淡黄色いくぬぎの切り口には、わずかに汗の様な、うるおいが滲んで居るばかりであったけれど、ところどころに交る女松の木地などには、たらたらと赤黄色い脂が流れて居るのであった。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
一人の歩哨が見るともなくこの爛々たる狼星を見上げていると、突然、その星のすぐ下の所にすこぶる大きい赤黄色い星が現われた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
あとの二匹は玉のような赤黄色いのと、灰色と茶の縞のような斑のあるのとで、前のを「あか」あとのを「おさる」と名づけていた、おさるは顔にある縞がいわゆるどこか猿ぐまに似ていたからだれかがそう名づけたのである。
— 寺田寅彦 『子猫』 青空文庫
従って顔面は青白か青黒く又は赤黄色く,たまに肺病の徴候のように両頬が美淡紅色をしているのもあるが、先ず大抵は眼の結膜などの紅色も薄く、脳の血量が乏しいことを現わしている。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
すると間もなく赤黄色の斑のある海鰻先生がどの石の蔭からともなくのろつと現はれます。
— 海邊八月 『樹木とその葉』 青空文庫
その赤黄色く光る硝子球の横腹に、大きな蠅が一匹とまっていて、死んだように凝然としている。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
赤黄色いラムプの片明りの中に刻一刻と蒼白く、痛々しく引攣れて行く福太郎の顔面表情を、息を殺して、胸をドキドキさせながら凝視していた。
— 夢野久作 『斜坑』 青空文庫
アルコールに溶いた甘ったるい、赤黄色い火薬を、ベルモットの瓶に詰めて、塩と氷に詰めて冷蔵しておいたんだから、事によると酒と間違えて未亡人が喇叭を吹いたのかも知れない。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
作例 · 標準
食材の新鮮さが料理の質を決める。
調理技法は世代から世代へと伝えられる。
食文化は地域の歴史を物語る。
栄養バランスの取れた食事が健康を支える。