御息所
みやすどころ異読 みやすんどころ
名詞
標準
concubine of an emperor
文例 · 用例
御息所――皇子女の生母になった更衣はこう呼ばれるのである――はちょっとした病気になって、実家へさがろうとしたが帝はお許しにならなかった。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
こんな場合にはまたどんな呪詛が行なわれるかもしれない、皇子にまで禍いを及ぼしてはとの心づかいから、皇子だけを宮中にとどめて、目だたぬように御息所だけが退出するのであった。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
「お亡れになりました御息所の御|容貌に似た方を、三代も宮廷におりました私すらまだ見たことがございませんでしたのに、后の宮様の内親王様だけがあの方に似ていらっしゃいますことにはじめて気がつきました。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
帝は御息所がこの式を見たならばと、昔をお思い出しになることによって堪えがたくなる悲しみをおさえておいでになった。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
御所では母の更衣のもとの桐壺を源氏の宿直所にお与えになって、御息所に侍していた女房をそのまま使わせておいでになった。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
あの六条の御息所の生んだ前皇太子の忘れ形見の女王が斎宮に選定された。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
源氏の愛のたよりなさを感じている御息所は、斎宮の年少なのに托して自分も伊勢へ下ってしまおうかとその時から思っていた。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
斎宮なども姪でなく自分の内親王と同じように思っているのだから、どちらからいっても御息所を尊重すべきである。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
源氏物語に登場する六条御息所は、その気高さゆえの苦悩と執念で知られている。
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皇子を産んだ御息所は、後宮の中で特別な地位を約束されることとなった。
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帝の寵愛を一身に受ける御息所への嫉妬が、宮廷の女たちの間で渦巻いていた。
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ウィキペディア
御息所(みやすんどころ、みやすどころ)天皇の休息所。 皇后・中宮の下位の宮女のこと。女御、更衣をはじめその下位にあり天皇の寵愛を受けた宮女の総称。 皇太子妃、親王妃のこと。
出典: 御息所 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0