盲官
もうかん
名詞
標準
blind official who specialized as a musician, masseur or acupuncturist (abolished in 1871)
文例 · 用例
その盲官のことは、詳しく書くと際限もありませんが、この物語に必要な程度だけ、ほんの概略を抄くと、――盲人の官途は四階十六官、七十三|刻と定められて居ります。
— 九百九十兩 『錢形平次捕物控』 青空文庫
この盲官のことは、詳しく書くと際限もありませんが、この物語に必要な程度だけ、ほんの概略を抄くと、――盲人の官途は四階十六官、七十三|刻と定められております。
— 九百九十両 『銭形平次捕物控』 青空文庫
施主、検校|覚一 当道之盲官一同 の名で、寺中へは多額な寄進もされ、つづいて東陵和尚の主導のもとに、盛大な追善が長々といとなまれる。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫
ひと口に盲官といっても、検校、別当、勾当、座頭の職位のほか、なお幾十階の下級もあるので、中には昔ながらの乞食放下や路傍の琵琶弾きそのままな盲者もたくさんいたのである。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫
彼が身に舐めてきた世路の盲人の生き難い相から常に考えさせられていたものを、将軍家へ献策して、その結果、ひとつの盲官組織と、また盲人たちを総括する職屋敷の土地とを与えられたことに由来する。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫
技をみがいて、人をたのしませ、自分も高い盲官の位置をえて、人中でも敬われる身になりたいとする希望にもえた。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫
空には所々雲もうかんでゐるやうでした。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
あなたも、もうかんむりをかぶってるではありませんか。
— 宮沢賢治 『気のいい火山弾』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代には、盲官が按摩や鍼灸の重要な担い手だった。
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彼は昔の盲官の生活について、興味深い話を聞かせてくれた。
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盲官制度の廃止は、社会の変化を象徴する出来事だった。
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