梵網
ぼんもう
名詞
標準
文例 · 用例
いや其様なことを云うまでもなく、釈迦にさえも娑婆|往来八千返の談があって、梵網経だか何だったかに明示されている。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
ただ、うちの先生に惜しいことは、お酒を召上ることでございます、梵網経の中にも飲酒戒第二とございまして、酒は過失を生ずること無量なり、もし自身の手より酒の器を過ごして、人に与えて酒を飲ましめば五百世までも手無からん、況んや自ら飲まんをや、とございます。
— 禹門三級の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
これらの絵は梵網経によったものというが、荒唐無稽に似てなかなか合理的であり、須弥世界が地球とすれば、須弥山はさしずめヒマラヤにあたろう。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫