狩り場
かりば
名詞
標準
文例 · 用例
最後の伯爵のガス排出の音からふざけ半分のホルンの一声が呼び出され、このラッパが鹿狩りのラッパに転換して爽快な狩り場のシーンに推移するのである。
— 寺田寅彦 『音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」』 青空文庫
その時のおおぎょうな甲高い叫び声が狩り場の群犬のほえ声にそっくりであるのは故意の寓意か暗合かよくわからない。
— 寺田寅彦 『音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」』 青空文庫
ポーニ人やブラックフット人の一団が狩り場を求めて通ることはあるだろうが、どんなに勇敢でくじけぬ者であろうと、この恐ろしい地で迷い、再び草原に生還したときにはほっとせずにはいられない。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
狩り場に仮小屋を構へても、家居の平生に見る外界よりは、刺戟の新なものがあつた。
— 折口信夫 『叙景詩の発生』 青空文庫
此牛一つを見ても、日本の狩り場の社が、山の神・木の神・境の神に、上差しの矢を捧げた古俗の説明が思はれます。
— 折口信夫 『信州新野の雪祭り』 青空文庫