確然
かくぜん
形容詞-たる副詞-と
標準
definite
文例 · 用例
彼は、外界から、確然と距てられたところへ連れこまれた。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
そして、仏教によって私たちの根本となる宇宙の大生命の存在を知ることが出来たなら、続いて死の根本の意味を、私がここで述べたよりもっと精細に、確然と了解されると思います。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
「叔父さん、どうぞ確然して下さい。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
文彦は立ち上って東助に向い、「それでは僕はこれから行って来るから、留守を確然預かっていてくれ。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
」「さあ、居るとも云い、居ないとも云うが、俺にも確然とは判らないね。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
接吻よりももっとはげしい例の行為には、確然とした終りがあるが、接吻には、これで終りという生理的なコースはない。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
かの軍隊の歩調の如く、確然明晰なる拍節を踏む定律詩は、到底この種の縹渺たる、音韻の艶めかしい黄昏曲を奏することができない。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
」とは、心のときめきに於いては同じようにも思われるだろうが、熟慮半日、確然と、黒白の如く分離し在るを知れり。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
作例 · 標準
我々には曖昧な推測ではなく、確然たる証拠に基づいた判断が求められる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
状況証拠しかないが、私の中では彼が犯人であることは確然たる事実となっている。
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彼女は確然たる口調で、自らの無実を訴えた。
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