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立つ方

たつかた
動詞
1
標準
文例 · 用例
小夜子が紹介してくれというので、ちょいと紹介してから、二階へあがって行ったが、そうやって、前側にすわって扇子をつかっている小夜子の風貌は、広い場内でも際立つ方であった。
徳田秋声 仮装人物 青空文庫
田舎にいたおり、村の出入りを扱うことの巧かった父親は、自家の始末より、大きな家の世話役として役に立つ方であった。
徳田秋声 足迹 青空文庫
わたくしはそれを避けて、必要か不必要かという問題を、わたくしの歯の立つ方角に持って行きたいと思います。
森林太郎 『新訳源氏物語』初版の序 青空文庫
彼は仲買人として、別に立つ方法を講じなければ成らない、とも言った。
島崎藤村 家(下巻) 青空文庫
湯槽には幾つかの列に厚板が並べてあり、人はとりどりにその板にしがみ附きながら隊長の立つ方向に面して息を殺して浸るのである。
若山牧水 みなかみ紀行 青空文庫
何とかして自分がお役に立つ方法はないものかと。
海野十三 空襲葬送曲 青空文庫
一種の暗いかげのある音楽家として久野先生は目立つ方である。
一九一四年(大正三年) 日記 青空文庫
何故ならば、より純な文学の心情に立つ方法として拠りたたれた短篇の多くは、やはり以前の伝統の糸の力に少なからずその作品の世界をひき戻される現実となった。
宮本百合子 昭和の十四年間 青空文庫
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