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小為替

こがわせ
名詞
1
標準
(former) postal note (abolished in 1951)
文例 · 用例
私が生れて初めて原稿料というものを貰って自分で自分に驚いたのは「団栗」という小品に対して高浜さんから送られた小為替であった。
寺田寅彦 高浜さんと私 青空文庫
とっさに、うまい嘘も思いつかず、私は隣室の家の者には一言も、何も言わず、二重廻しを羽織って、それから机の引出しを掻きまわし、お金はあまり無かったので、けさ雑誌社から送られて来たばかりの小為替を三枚、その封筒のまま二重廻しのポケットにねじ込み、外に出た。
太宰治 青空文庫
たしか二十円お借りしたと覚えて居りますが、小為替にて同封して置きましたから、よろしくお願い致します。
太宰治 風の便り 青空文庫
金額二十円の小為替が、都合七枚、新子らしく、便箋へ簡明に走り書がついている。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
小為替 工場地域の窪みに沼のやうに水が溜つてゐた。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
今朝郷里の阿母から少年の処に『五円』小為替がついた。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
彼は工場の窓を乗りこえると、人々の寝息を窺ひながら、叮嚀に自分が配つたビラを一枚一枚ふつてみて、おふくろの小為替がビラに密着いてゐないかどうかを調べだした。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
ビラを調べてゆくうちに、ふと小為替はシャツのポケットに入れてあつたことを思ひ出した。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
作例 · 標準
遠方の親戚に現金を送る際、祖母はいつも郵便局で小為替を作っていた。
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昔の雑誌の懸賞に応募するには、小為替を同封するのが一般的だった。
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遺品整理で見つけた古い小為替には、当時の貨幣価値の記憶が刻まれている。
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