値踏み
ねぶみ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
appraisal
文例 · 用例
去年見た新解釈「金色夜叉」の芝居で柳永二郎の富山がお宮の母と貫一の絶縁条件を値踏みしなが「二万円もやりぁいいでしょう」と云ったあの舞台面は多分ここをモデルにしたものらしいと思われた。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
これもやはり、他の多くの場合と同様に自分の注目し期待する特定の場合の記憶だけが蓄積され、これにあたらない場合は全然忘れられるかあるいは採点を低くして値踏みされるためかもしれない。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
彼の偏へに此性情に固執してゐる保守的思想家自身の値踏みしてゐるよりも、もつともつと深く且つ廣いもので有る。
— 林中の鳥 『所謂今度の事』 青空文庫
瞳を一ミリと動かさずに通りすがりの男の消費価値を値踏みするこの種の女の何れもが持ち合して居る眼だ。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
見たところ、御料林を見分に来た県庁のお役人か、悪くいえば地方行商の薬売りか、まずそんなところであろうと重兵衛はひそかに値踏みをした。
— 岡本綺堂 『木曽の旅人』 青空文庫
番頭、五十銭と値踏みせり。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
そういう余儀ない事情があるのを知りながら、男を怨むほどの初心でもない、わからずやでもないと、お絹は自分で自分の値踏みをしていた。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
)実際、此頃も或る懇意な男が、書斎を作つたから見に来て呉れといふので行つて見ると、三越で揃へたやうなケバ/\しいものが沢山陳んで、遺憾なく成金を発揮してゐるが、眼目の書棚に列んでる書物は神田か本郷の夜店で揃ひさうなものばかりで、数は五六十冊、値踏みをしたら三四十円のものだ。
— 内田魯庵 『家庭の読書室』 青空文庫
作例 · 標準
彼は骨董品を値踏みするように、その絵をじっくりと眺めた。
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営業マンは顧客の反応を値踏みしながら、提案を進めた。
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人を外見で値踏みするのは良くない。
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