読訓
よみくん
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文例 · 用例
何様も十分調べて置いてシツッコク文字論をするので講者は大に窘められたのでしたが、余り窘められたのでやがて昂然として難者に対って、「僕は読書ただ其の大略を領すれば足りるので、句読訓詁の事などはどうでもよいと思って居る」など互に鎬を削ったものである。
— 幸田露伴 『学生時代』 青空文庫
学問の精を尊ばない徒がともすれば口にすることは、句読訓詁(読み方や字句の解釈)の学など乃公は敢えてしないというのが一ツである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
なるほど句読訓詁の学は、学問の最大必要なことでは無いに違いないけれども、昔の人が句読訓詁の学問を欲しなかった点についてはその志の高く大なるところを見習うべきであって、その語があるから句読訓詁などはどうでもよいと思うのは間違いである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
句読訓詁の学を為してただ句読訓詁を理解することで満足とし、句読訓詁の師であることに甘んじるような学問の仕方をしたならそれは非であろう。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
しかし句読訓詁を全然顧みないで、何を以って書を読んでこれを理解し悟り得ようかである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
句読訓詁に没頭して仕舞うのは勿論非である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
句読訓詁などと豪語してゾンザイな学風を身に浸みさせて仕舞うのも決して宜しくはない。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
字以って文を載せ、文以って意を伝える以上は、全く句読訓詁に通じないで、そもそもまた何を学び得ようかである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫