酒臭い
さけくさい
形容詞
標準
reeking of liquor
文例 · 用例
溶けそうな媚を含んだ眼で私を見据えながら、仄かに酒臭い息を吐いて云った。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
目鼻立ちのばらりとした、額のやや広く、鼻の隆いのが、……段の上からと、廊下からと、二ヶ処の電燈のせいか、その怪しい影を、やっぱり諸翼のごとく、両方の壁に映しながら、ふらりと来て、朦朧と映ったが、近づくと、こっちの息だか婦の肌の香だか、芬とにおって酒臭い。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
夕飯の代りに蕎麥屋へ行つていろんな物を喰つて歸つて來たが、義雄は酒臭い息を吹きながら紙入れをほうり出して、「もう、金はそこにあるだけだ――それで今月中を賄なつて呉れないと困るよ。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
」と、酒臭い溜息をした。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
「夢を見たのか、」「ええ、厭な夢を見ました、」「どんな夢だ、」 青黒い顔は笑ひ声をさした、酒臭い臭がふはりと鼻に滲みた。
— 田中貢太郎 『海異志』 青空文庫
「放したら逃げるでしょう、まあ、そんなにしなくってもいいでしょう」 酒臭い男の息がかかった。
— 田中貢太郎 『警察署長』 青空文庫
大塚警部も困惑した顔になって、サアベルの頭をヤケに押し廻したが、やがて私の顔とスレスレに赤い顔を近付けると、酒臭いにおいをプーンとさした。
— 夢野久作 『空を飛ぶパラソル』 青空文庫
小児の奴がまた生意気に、私がちと飲過すと、酒臭い、と云って一つ蚊帳を嫌います。
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
作例 · 標準
終電を逃して帰ってきた夫が、酒臭い息を吐きながら寝ていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
朝から酒臭いと、周りの人に迷惑をかけることがある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
会議室に充満する酒臭い空気に、私は思わず顔をしかめた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash