年増
としま
名詞
標準
mature woman
文例 · 用例
然るにその後、勝太郎の「ハア小唄」になつてくると、もはや「酒は涙か」のロマネスクや青年性は失はれて、年増女の淫猥な情痴感や感傷性やが、大衆の卑俗趣味に迎合するやうになつて来た。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
勝太郎の「ハア小唄」には、年増女的淫猥の情痴があつたが、しかしそこにはまだ純情のリリシズムと感傷性とが流れて居た。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
女に娘時代から年増の風格を備えているものがある。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
しかもダミアは今は年齢からいっても大年増だ、牛のような大年増だ。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
決して大年増の莫蓮を荷って行ける逞しさもまた知恵も備えた眼ではない。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
「いき」を若い芸者に見るよりはむしろ年増の芸者に見出すことの多いのはおそらくこの理由によるものであろう{1}。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
{1}『春色辰巳園』巻之七に「さぞ意気な年増になるだらうと思ふと、今ツから楽しみだわ」という言葉がある。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
また『春色梅暦』巻之二に「素顔の意気な中年増」ということもある。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は年増ならではの落ち着きと、洗練された大人の色香を漂わせている。
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「おいおい、あんな綺麗な年増に捕まったら、骨までしゃぶられるぞ」
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若い頃の無鉄砲さはないけれど、今の年増になった自分の方がずっと好きだ。
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