書きかけ
かきかけ
名詞-の形容詞名詞
標準
unfinished (letter, text, etc.)
文例 · 用例
右脇には句集など取散らして原稿紙に何か書きかけていた様子である。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
それで私は今書きかけた端書のさきへこんな事を書き加えた。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
「初恋の記」――私が或る新進作家の名前でもって、二三行書きかけているその原稿を本気に書きつづけようとしたのであった。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
はじめに少し書きかけて置いたあのようなひとりの男が、どうしておのれの三歳二歳一歳のときの記憶を取り戻そうと思いたったか、どうして記憶を取り戻し得たか、なお、その記憶を取り戻したばかりに男はどんな目に逢ったか、私はそれらをすべて用意していた。
— 太宰治 『玩具』 青空文庫
道子は書きかけた手紙を破ると、改めて姉の名で激励の手紙を書いて、送った。
— 織田作之助 『旅への誘い』 青空文庫
ざまを見ろと書きかけた答案を消し意気揚々と白紙のまゝで出した。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
次に書きかけたのは、長いものであつたが止して、其中に「埋れ井戸」と云ふものを書いて桐生君の紹介で春陽堂に賣つた。
— 三島霜川 『自傳』 青空文庫
私はいま、とっても面白い小説を書きかけているので、なかば上の空で、対談していました。
— 太宰治 『「晩年」に就いて』 青空文庫
作例 · 標準
机の上には、途中で力尽きたのか、書きかけのレポートが散乱していた。
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「お母さん、その書きかけの手紙、出しといてあげようか?」
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コーヒーをこぼしてしまい、せっかくの書きかけの小説が台無しになった。
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仕事の合間に、書きかけのメモに目を通してアイデアを整理する。
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