三月尽
さんがつじん
名詞
標準
last day of March
文例 · 用例
わたくしは此に「三月尽」の一絶を抄する。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
昭和十年三月尽日堂島河畔の旅舎にて甲賀三郎
— 甲賀三郎 『「黒死館殺人事件」序』 青空文庫
けれども僕の眼識は欲目のために鈍つてゐて、赤彦君は三月尽を待たずに歿し、短歌の製作も『犬の歌』以後は絶えたのであつた。
— 斎藤茂吉 『島木赤彦臨終記』 青空文庫
……人事に属する季のもの二月、三月尽、夜半の春。
— 高浜虚子 『俳句とはどんなものか』 青空文庫
こうして三月尽の日記は曰く、「鶯の初音をきく。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
作例 · 標準
「三月尽」とは、春の終わりを惜しむ季語である。
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三月尽の夜は、過ぎゆく春を惜しむかのように静かに更けていった。
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彼女は三月尽の日に、日記を書き終えた。
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