当村
とうそん
名詞
標準
文例 · 用例
土地借入には当村在住の保證人二名をこしらへなければならないので、嫌々ながら、自己吹聴をやり自己保證をやつてゐるのだが、さてどれだけの効果があるかはあぶないものだ、本人が本人の事をいふほどアテになるものはなく同時にアテにならないものもない。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
当村居住の確実な保証人を二人立ててくれというのである。
— 種田山頭火 『『鉢の子』から『其中庵』まで』 青空文庫
「薬師脇立不動之儀、正徳歳中山内監物殿御盗被成候所、於当村不思議之事出来仕、是ハ不動尊無御座故ト申、迎帰、薬師一同奉修覆畢」 と云う文句があった。
— 田中貢太郎 『不動像の行方』 青空文庫
陳者、今年三月七日、当村百姓与作後家|篠と申す者、私宅へ参り、同人娘|里(当年九歳)大病に付き、検脈致し呉れ候様、懇々頼入り候。
— 芥川龍之介 『尾形了斎覚え書』 青空文庫
「ふむ、それを当村でも先月掛けたのだな。
— 江見水蔭 『丹那山の怪』 青空文庫
当村に人殺しがござりました。
— 江見水蔭 『丹那山の怪』 青空文庫
――当村の供米成績は割当量の五十一パーセント、全郡第一の好成績を収めたわけで、まことに御同慶の至りです。
— ――宛名のない手紙―― 『日本人とは?』 青空文庫
――さう云へば、隣のA村は、最初五十三パーセントと報告されたのが、実は計算の誤りで、結局五十パーセントに満たないことがわかり、第一位が当村にまはつて来たらしい。
— ――宛名のない手紙―― 『日本人とは?』 青空文庫