猛勇
もうゆう
形容動詞名詞
標準
valiant courage
文例 · 用例
で、私は、そうなると、却って猛勇を奮い起し、遮二無二翼を早めて、太陽を目がけて、飛びつこうとしました。
— 岡本かの子 『トシオの見たもの』 青空文庫
』と叫んだが全く左樣かも知れぬ 暫時は其處此處の木の間かくれに、脊を高くし、牙を鳴らして此方を睨んで居つたが、それも僅かの間で、獅子は百獸の王と呼ばるゝ程あつて、極めて猛勇なる動物で、此時一聲高く叫んで、三頭四頭鬣を鳴らして鐵車に飛掛つて來た。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
丘福は謀画の才張玉に及ばずと雖も、樸直猛勇、深く敵陣に入りて敢戦死闘し、戦終って功を献ずるや必ず人に後る。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
其中先ず第一は「聞怯じ」というので、敵が何万来るとか何十万寄せるとか、或は猛勇で聞えた何某が向って来るとかいうことを聞いて、其風聞に辟易して闘う心が無くなり、降参とか逃走とかに料簡が傾くのを「聞怯じ」という。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
金七が還っての報告によると、猿面冠者の北条攻めの有様は尋常一様、武勇一点張りのものでは無い、其大軍といい、一般方針といい、それから又千軍万馬往来の諸雄将の勇威と云い、大剛の士、覚えの兵等の猛勇で功者な事と云い、北条方にも勇士猛卒十八万余を蓄わえて居るとは云え、到底関白を敵として勝味は無い。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
それに辟易せずに毎日々々健脚を欲するところの猛勇なる心を以て氣を率ゐ、氣を以て功を積むと、毎日々々血の働きの爲に足は痛むのであるが、漸々に其の痛みが減じて、終に全く痛を覺えざるに至れば、血が既に身を率ゐて仕舞つて、何時の間にか常人には卓絶したところの強い脚になつて居るのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
若し勝頼をして一部將たらしめて、秀吉如き人をして之を用ひしめたならば實に勝頼は偉勳大功をも立つ可き猛勇の將であるが、凝る氣を以て恐ろしい敗を招いたのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
猛勇の將士の惡氣羅刹の如くになる事實を考へると了解し得ることである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
作例 · 標準
圧倒的な敵軍を前にしても、将軍は猛勇を奮って最前線で指揮を執り続けた。
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猛勇を謳われた騎士たちが、王国の平和を守るために命を賭して戦った。
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窮地に陥った仲間を助け出した彼の猛勇な振る舞いは、後に長く語り継がれた。
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