弁義
べんぎ
名詞
標準
文例 · 用例
ただ彼がいつも一心になって、女給仕の透視に立会ったり、始終彼女に透視を強いたりしてるのは、そして時には、そのために授業時間まで忘れかけることがあるのは、皆に知られてる事実ではあったが、それは指輪の一件を弁義することにはならなかった。
— 豊島与志雄 『或る素描』 青空文庫
そしてこの殺人行為は、当人によって論理的に弁義されているが、実は観念的思弁の空回りの結果にすぎないし、彼の頭脳の中には、カント、ヘーゲル、ケルケゴール、ハイデッガー、サルトル、などの思想家の断片と、原罪とか主体性とかいう断想とが、全くジャングルのように生い茂っているのである。
— 豊島与志雄 『ジャングル頭』 青空文庫
私はやがて自己の行ないを弁義せなければならないであろうからというのか。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫