しんねり
しんねり
副詞副詞-と動詞-サ変
標準
persistently
文例 · 用例
たとえば、ひばりも、あまり美しい鳥ではありませんが、よだかよりは、ずっと上だと思っていましたので、夕方など、よだかにあうと、さもさもいやそうに、しんねりと目をつぶりながら、首をそっ方へ向けるのでした。
— 宮沢賢治 『よだかの星』 青空文庫
あんなにしんねりむつつりと首も尻尾もなく、小言を聞かされてはたまるものか、何んだつてもつとはつきりしないんだ、と思ふと彼の歯は自然に堅く噛み合つた。
— 有島武郎 『An Incident』 青空文庫
すてばちになつたら何ものにも恐れないと云ふ毒々しい気性がしんねりむつつりした容貌の上にあらはれてゐた。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
もつとも、区役所へ行く途中、故郷の白昼の町でしんねりむつつり音楽を聴くといふのも何かチグハグであらう。
— 織田作之助 『木の都』 青空文庫
土地の人の気風は銀子にもよく判らなかったが、表面の愛らしい言葉つきの感じなどと違って、性質は鈍重であり、しんねりした押しの強さが、東京育ちの銀子にずうずうしくさえ思えるのだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
先生は言われた――西洋の修道院で設けるような厚い壁と、眼よりしか見えない穴窓という趣向より、この方が距てる力は心理的に喰い込んで、しんねり強いです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
新聞記者の第一条件は、文章が早く書けるということ、しんねりむっつり文章に凝るような者やスロモーは駄目だというわけだった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
「何でまた飮まねえんだ、さうだにしんねりむつゝりしてねえで、ちつた威勢つけて見るもんだ、そうれ」と先刻からの爺さんは茶碗を突きつけた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
作例 · 標準
彼は納得がいくまで、しんねりと考え続けた。
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「しんねり」という言葉は、物事を深く、粘り強く行う様子を表す。
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彼女は、しんねりと絵筆を動かし、一枚の絵を完成させた。
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標準
slowly
作例 · 標準
老人は、しんねりと階段を上っていった。
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陶芸家は、しんねりと土をこねて、器の形を整えていく。
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しんねりとした動きで、猫は獲物に忍び寄った。
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