振り合う
ふりあう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to touch each other
文例 · 用例
犬や小鳥やの動物は、単に鼻を嗅ぎ合うとか、尾を振り合うとか、目をちょっと見合すとかいうだけで、相互の意志が完全に疎通するのに、人間は廻りくどく長たらしい会話をして、しかもなお容易に意志を通じ得ない。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
袖振り合うも他生の縁とやら。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
廊下と昇降機の中とで友達同志が手を振り合う。
— 宮本百合子 『七階の住人』 青空文庫
「一樹の蔭一河の流れ、袖振り合うも他生の縁とやら、何んのお礼に及びましょうぞ」 こう云って松虫は微笑したが、その微笑は寂しそうであった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
いい加減というよりも寧ろミジメな位の混合種ばかりが、尻尾振り合うも他生の縁という訳でギャンギャンキャンキャン吠え合っていたものだが、そいつが吾輩の顔を見ると一斉に吠えるのを止めて、尻尾を振り振り金網に立ちかかって来た。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
されど、そなたと袖振り合う女子という女子は、たとえば町家の小娘も、そぞろ歩きの遊びめも、大名高家の姫ぎみも、心からウットリとせずにはいられぬのだ――」 と、言いかけた時、今まで熱心に絵筆をふるっていた露月は急にあとをふり向きました。
— 三上於兎吉 『艶容万年若衆』 青空文庫
「ペータアさん、ルミーさん、………」「ばんざあい」「ばんざあい」三人の子供たちが上と下とで手を振り合うと、シュトルツ氏も、シュトルツ夫人も、手を振り翳した。
— 中巻 『細雪』 青空文庫
袖ふりあうも他生の縁です。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
作例 · 標準
満員電車の中で、隣の人と腕が振り合うのも避けられない状況だった。
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ダンスの練習中、二人の手が振り合うたびに、かすかなときめきを感じた。
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狭い廊下ですれ違いざま、彼の持っていた荷物と私の肩が振り合った。
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