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名詞
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標準
文例 · 用例
この劇に取扱った陀羅(低い階級)の娘との関係も、彼の愛の受難史の一つである。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
彼が陀羅の娘に慕われ、娘の母親の呪術に引寄せられたのは経典の通りである。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
牛頭檀の香とかこわいような名だけれど、私たちは大将様にお近づきできることで仏様のお言葉に嘘のないことをわからせていただきました。
東屋 源氏物語 青空文庫
が、檀は二葉から馨ばしく、蛇は一寸にして人を呑む気が有る。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
しかし、そこからは一歩一歩がたかく、それまで檀のあいだに麝香鹿があそんでいた亜熱帯雲南が、一変して冬となる。
天母峰 人外魔境 青空文庫
帝政露西亜の兵士達は、疲れ切ってしまうと、最後には雪の中に身を横たえてしまって、もう何事もうけつけず、反応もなければ反抗もせず……」 そこまで、云いつづけているうちに、頭上にある檀の梢から、白い花弁が、その雪のように舞い落ち、滝人の身体はよほど埋まっていた。
小栗虫太郎 白蟻 青空文庫
沖の端の写真を見る人は柳、檀、石榴、櫨などのかげに、而も街の真中を人工的水路の、水もひたひたと白く光つては芍薬の根を洗ひ洗濯女の手に波紋を画く夏の真昼の光景に一種のある異国的情緒の微漾を感ずるであらう。
北原白秋 水郷柳河 青空文庫
朝の水くみあげくみあげあたゝかい・いちご、いちご、つんではたべるパパとボウヤ 旅の人とし休んでゐる檀の花や葉や まいにちいちにち掘る音を聞かされる(温泉掘鑿) 六月八日 同前、吉見行乞。
種田山頭火 行乞記 青空文庫