下様
しもざま
名詞
標準
lower classes
文例 · 用例
)と、はい、そのきっとでござりますが、何の、貴下様、こんな爺に御一座が出来ますもので。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
いくら天下様の御威光でも手のつけ様のない安全な立退場である。
— 夏目漱石 『高浜虚子著『鶏頭』序』 青空文庫
いくら雪国でも、貴下様、もうこれ布子から単衣と飛びまする処を、今日あたりはどういたして、また襯衣に股引などを貴下様、下女の宿下り見まするように、古葛籠を引覆しますような事でござりまして、ちょっと戸外へ出て御覧じませ。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
貴下様組は、この時間御休憩で?
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
お部屋へ知れますと悪うござりますが、貴下様思召で、)と至って慇懃です。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
一、(前略)城より落つるもの三四人御座候処に、命を御助けなされ、其上金銀を下され、剰へその在所の内にて当年は作り取に仕り(後略)一、天下様仰出でられ候は(中略)、切利支丹の儀は、当歳子によらず御果しなされ候に相定め申し候。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
――「陳者、倅音取柚太こと度々ながら貴殿の御迷惑を病し汗顔至極の至りに御座候も来る××日夕刻同伴の上参上致しその節万々申し上ぐべく候故、何卒御用意の件御備え置き被下様重々御願ひに及び候」 と、他の来客と他の話をしながら書くのであります。
— 牧野信一 『月あかり』 青空文庫
」 喧嘩の片われは、下様な雑人だと見えて、言葉つきにどことなく自ら卑下したところがあった。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
作例 · 標準
かつての貴族たちは、下様の暮らしぶりを全く想像もできなかっただろう。
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下様の人間であっても、学ぶ志があれば道は開けると説いた学者がいた。
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贅沢を極める特権階級に対し、下様の民衆は不満を募らせていった。
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