蹶落
蹶落
名詞
標準
文例 · 用例
同時に、此|臆れた氣の出るのが、自分を卑くし、大伴氏を、昔の位置から自ら蹶落す心なのだ、と感じる。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
同時に此|臆れた気の出るのが、自分を卑くし、大伴氏を昔の位置から自ら蹶落す心なのだと感じた。
— ――初稿版―― 『死者の書』 青空文庫
同時に、此|臆れた気の出るのが、自分を卑くし、大伴氏を、昔の位置から自ら蹶落す心なのだ、と感じる。
— 折口信夫 『死者の書』 青空文庫
まだ息子には出来ないといふのだつたら、放胆なる親獅子よ、子獅子は谷に蹶落されるのを待つてゐると注意したい。
— 折口信夫 『手習鑑評判記』 青空文庫
ドシンと、底知れない闇の底へ蹶落された氣持だ。
— 葛西善藏 『不良兒』 青空文庫
新流行に後れざることを以て通人と心得てゐる軽浮なる都会の人、都会其ものの権威に蹶落されて、訳も無く弱小なるものと心得てゐる田舎の人、其等の人達は唯「新」といふ文字に眩惑されて、其実質をたしかむる遑さへ無しに、其膝下に跪拝するのである。
— 高浜虚子 『進むべき俳句の道』 青空文庫
三藏を蹶落して二番になつた加藤もゐる。
— 高濱虚子 『俳諧師』 青空文庫