触り
さわり
名詞頻度ランク #21978 · 青空 28 例
標準
feel
文例 · 用例
話といふやうなものはてんでないで、話をしてゐても、その話が相手の気に触りはしないかといふことが念頭に浮ぶや、実に手の腹を返すが如く話頭を転ずるのだが、それでまた相手が妙にも思はぬといふ摩訶不思議な有様である。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
) 茲に於て私は少々傍道をしなければならないのであるが、――由来我が文学は言葉を読むと同時に触りを感取するが重要である。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
斯かる場合にこそ触りは甚だ重要な役割をするのであつて、惟ふにこれは歌といふよりも散文の澄んだる箇所の膨脹したものである。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
凧のかげ夕方かけて読書かな夕立やかみなり走る隣ぐに沓かけや秋日にのびる馬の顔鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな秋ふかき時計きざめり草の庵石垣に冬すみれ匂ひ別れけり 彼の俳句の風貌は、彼の人物と同じく粗剛で、田舎の手織木綿のやうに、極めて手触りがあらくゴツゴツしてゐる。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
大倉の別荘の石垣に、白赤の萩溢るゝがごときに、二輌の馬車門を出でて南へ馳せ去りたる、あれは喜八郎の一家か、車上の男女いたく澄まし顔なるが先ず癪に触りける。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
あまり単調で気が狂おう(※)そして日本の桜花の層が、程よく、ほどほどにあしらう春のなま温い風手は、徒に人の面にうちつけに触り淫れよう。
— 岡本かの子 『病房にたわむ花』 青空文庫
それらの話や会話は、耳の聴覚で聞くよりは、何かの或る柔らかい触覚で、手触りに意味を探るというような趣きだった。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
田舎の空気は陰鬱で重くるしい、田舎の手触りはざらざらして気もちがわるい、わたしはときどき田舎を思ふと、きめのあらい動物の皮膚のにほひに悩まされる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
作例 · 標準
この生地は肌触りがとても柔らかく、着心地がいい。
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新しいスマートフォンの触りは、以前のモデルより格段に向上している。
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美術館で彫刻に触りたかったが、触れるのは禁止されていた。
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標準
manner (towards others)
作例 · 標準
彼の客に対する触りが丁寧なので、お店の評判も良い。
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上司は部下への触りが厳しく、皆少し恐れている。
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人と接する際の触りがとても優しいので、誰からも好かれている。
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標準
most impressive part
作例 · 標準
彼のプレゼンテーションの触りは、聴衆を一気に引き込む力があった。
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この映画の触りは、予想外の結末に向けて伏線が張られているシーンだ。
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歌舞伎の演目の中で、特にこの場面が物語の触りと言えるだろう。
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標準
beginning
作例 · 標準
物語の触りの部分で、すでに主人公の運命が暗示されていた。
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新しいプロジェクトの触りは順調だが、これからが本番だ。
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講演の触りで観客の心を掴むことができれば、最後まで聞いてもらえる。
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