のそりのそり
のそりのそり
副詞副詞-と
標準
slowly
文例 · 用例
獅子はだまって受けとって脇にはさんでのそりのそりとこんどは自分が見まはりに出ました。
— 宮沢賢治 『月夜のけだもの』 青空文庫
その乞食の人はどんなことがあっても駆けるということをしないで、ぼろを引きずったまま、のそりのそりと歩いていたから、それにとらえられる気づかいはなかったけれども、遠くの方からぼくたちのにげるのを見ながら、牛のような声でおどかすことがあった。
— 有島武郎 『火事とポチ』 青空文庫
のそりのそりと歩行き出すと、はじめ、出会ったのは緋縅の武者で、続いて出たのは雁がね、飛んで来たのは弁慶で、争って騎ろうとする。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
又某時、庭の方でがらがらと云うような大きな音がしたので、見ると庭の片隅に立てかけてあった竹竿が二本、人の歩くように並んでのそりのそりと歩いていた。
— 田中貢太郎 『唖の妖女』 青空文庫
馬鹿め、と噴出して飛上る後から、ややあって、道学先生、のそりのそり。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
と大声で言って衆口を閉じさせ、ひとまず落ちつく事にいたしましたが、さてその後、シーボルトという人が日本にまいりまして、或る偶然の機会にれいの一件がのそりのそり歩いているのを見つけて腰を抜かした。
— 太宰治 『黄村先生言行録』 青空文庫
すると、店のまえのたたきのところへ、一ぴきのやせた犬がびしょぬれになって、のそりのそりとやって来ました。
— 鈴木三重吉 『やどなし犬』 青空文庫
それはのそりのそりと歩く重だるいやうな足音であつた。
— 田中貢太郎 『雨夜詞』 青空文庫
作例 · 標準
牛がのそりのそりと牧草を食べている。
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彼の足取りはのそりのそりとしていて、まるで時間が止まったかのようだ。
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「全く、のそりのそりとしていて、見てるこっちがイライラするよ。」と彼は言った。
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