訳著
やくちょ
名詞
標準
文例 · 用例
仏蘭西人ギヨオが学説また既に訳著あり。
— 永井荷風 『小説作法』 青空文庫
この多方面の訳著は、今日のあらゆる投機的訳著業者の場合とまったく同様に、けっして偶然の配列をもつものではない。
— 服部之総 『福沢諭吉』 青空文庫
この翻訳著書は私には暮鳥の根気一杯の仕事だったように思われ、彼の重要な詩集よりも、もっと深刻な思い出を強制して来ていた。
— 室生犀星 『我が愛する詩人の伝記』 青空文庫
ヴェネツィアのジュンティ書店はガレノスのラテン語訳著書の記念碑的な発行を計画していた。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫
本書の本文とこの論文とのあいだには二十年以上の歳月が流れているが、よき参考となる論文であると信じてこの訳著の中に付加した。
— VIE DE BEETHOVEN 『ベートーヴェンの生涯』 青空文庫
僕は特に、纖細な趣味のために、つまらないことからドスエフスキイを毛嫌ひしてゐる人々に、この君の小さな譯著を薦めたいものだ。
— 堀辰雄 『「スタヴロギンの告白」の譯者に』 青空文庫
寛政三年十一月に始めて同五年九月に終つてゐるが、この譯著が成ると數ヶ月で死んでゐるから、恐らく命とりの仕事だつたと考へられる。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫