探りを入れる
さぐりをいれる
表現動詞-一段
標準
to probe
文例 · 用例
探りを入れるにしても大凡の見当を付けてからの事にしなければならないと考えたが、そのアラカタの見当が、なかなか付かなかった。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
と、思いだしたように探りを入れるような大きな眼を母の方にやりながら、「時雨れた時分にはちょうど先方にいたもんだから何んともなかった」 とつけ加えた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
父は例の探りを入れるような眼をちょっとそっちに向けた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
いよいよ男の我壗が始まったか、それとも、何か他の事情かと判断を繰り返しながら、いろいろ探りを入れるのであった。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
あるお世話焼きがおすま親子にむかって、それとなく探りを入れると、母も娘もふだんから淑ましやかな質であるので、あまり詳しい説明も与えなかったが、ともかくもこれだけの事をかれらの口から洩らした。
— 岡本綺堂 『平造とお鶴』 青空文庫
「ぬしは奥様でもお貰いなんすのかえ」 途方もない不意撃ちを喰らわして探りを入れると、外記は思わず噴きだした。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
「でも夫婦がテーブルにならぶって法はありませんわ……ねえ早月さん」 こう戯談らしく夫人はいって、ちょっと葉子のほうを振り向いて笑ったが、べつにその返事を待つというでもなく、始めて葉子の存在に気づきでもしたように、いろいろと身の上などを探りを入れるらしく聞き始めた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
自分の手札をかくし、お互いに他人の手札に探りを入れるようなこの骨牌のゲームには、絶対に無表情な、仮面のような、平気で嘘をつける顔つきが必要だった。
— 池谷信三郎 『橋』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、相手の意向を「探りを入れる」ために、さりげなく質問を投げかけた。
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担当者は、顧客のニーズを正確に把握するため、様々な角度から「探りを入れた」。
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関係者は、政府の新しい政策の意図について、「探りを入れる」ことを試みた。
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