幻辞.com

説き落とす

ときおとす
動詞
1
標準
文例 · 用例
そこで武も隠居仕事の五円十円説では到底夫婦さし向かいの碁打ちを説き落とすことはできないと考え、今度は遊食罪悪説を持ち出して滔々とまくし立ててみた。
国木田独歩 二老人 青空文庫
――あなたを口説き落すことは、もう永いこと、あたしたちの賭けだったんですもの。
渡辺温 アンドロギュノスの裔 青空文庫
お玉は父親を幸福にしようと云う目的以外に、何の目的も有していなかったので、無理に堅い父親を口説き落すようにして人の妾になった。
森鴎外 青空文庫
相手の態度が急変すると、瑠璃子は先刻の勝平の神妙な態度は、たゞ自分を説き落すための、偽りの手段であつたことが、ハツキリしたやうに思つた。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
剛情なKの事ですから、容易に私のいう事などは聞くまいと、かねて予期していたのですが、実際いい出して見ると、思ったよりも説き落すのに骨が折れたので弱りました。
夏目漱石 こころ 青空文庫
相手の態度が急変すると、瑠璃子は先刻の勝平の神妙な態度は、たゞ自分を説き落すための、偽りの手段であったことが、ハッキリしたように思った。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
カント・デックは前からチャンと研究して、あっしを口説き落す手を考えていたらしいんですね。
夢の久作(夢野久作) 人間腸詰 青空文庫
人待ち顔に話しかけて口説き落す。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
説き落とす(ときおとす) — 幻辞.com