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捲揚

捲揚
名詞
1
標準
文例 · 用例
今しも船首甲板に於ける一等運轉手の指揮の下に、はや一|團の水夫等は捲揚機の周圍に走せ集つて、次の一|令と共に錨鎖を卷揚げん身構。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
晩になって、B甲板の捲揚台のまわりに、皆が集まっているので、行ってみると、腕角力の最中でした。
田中英光 オリンポスの果実 青空文庫
北側の窓の真ん前には、建築混凝土用の捲揚機が組まれて、大規模の工場が建築されかけていた。
佐左木俊郎 都会地図の膨脹 青空文庫
混凝土捲揚機の樋がはずれたのだ。
佐左木俊郎 都会地図の膨脹 青空文庫
瓦の海の沖の方では、空高く組まれた捲揚機が、カラカラカララララと、ひっきりなく鳴り、黒煙に濁った空から、鉄骨の長い手を差伸していた。
佐左木俊郎 都会地図の膨脹 青空文庫
――大方松五|郎の奴ァ、今時分、やけで出かけた吉原で、折角拾ったような博打の金を、手もなく捲揚げられてることだろうが、可哀想にこうしておせんの脚を描きながらこの匂をかいでる気持ァ、鯱鉾立をしたってわかるこッちゃァあるめえて。
邦枝完二 おせん 青空文庫
だが、それは、実のところ、労働者が多勢、捲揚機をまわして、建築中の一つの土台に大きな材木をはこんでいるのであった。
日本その日その日 日本その日その日 青空文庫
海岸で見受けるもう一つの特徴ある造営物は、水から舟を引き上げる為の巨大な捲揚機である(図382)。
日本その日その日 日本その日その日 青空文庫