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銘木

めいぼく
名詞
1
標準
文例 · 用例
三 三間町の若松屋は、材木屋といつても、銘木や唐木を扱ふのが主で、角店ながら何んとなく小綺麗な店構へでした。
小便組貞女 錢形平次捕物控 青空文庫
傅次郎を殺した刄物は――井戸の中か、縁の下の土の中か、いや、いや、いつぞや材木屋で、銘木の洞ろの中に物を隱して置いた例しがある。
小便組貞女 錢形平次捕物控 青空文庫
さすがに商賣の良材をふんだんに使つて、少し手が混み過ぎて下品ではあるが、一應も二應も凝つた家で、庭の掃除もよく行屆き、向うの方には銘木を貯へて置く物置やら土藏やら、滅多に開けたことのない門などが見えてをります。
幽靈の手紙 錢形平次捕物控 青空文庫
例へば材木の空洞に入れるとか――一萬兩といふ重さは四十貫目もありますが、千兩箱十の中味ですから、たいした量ぢやありません」「フーム」「例へば裏の物置の一番奧に立てかけてある二三十本の大きな材木、あれは床柱などに使ふ結構な銘木で、滅多に賣れる品ぢやございません。
幽靈の手紙 錢形平次捕物控 青空文庫
曲者は月の明りに透して中へ入ると、いきなり材木の山を渡つて、一番奧にある巨大な銘木の上に攀ぢ登り、片手を使つて小さい窓を開けました。
幽靈の手紙 錢形平次捕物控 青空文庫
駕の中に香炉があり何かの銘木が燻べてあります。
吉川英治 江戸三国志 青空文庫
供の家の子たちは仰天して、「おのれ、それには、今日の御所の御宴で、姫君がさるお方からいただいた伽羅の銘木が入っているのじゃ、下人などが手にふれたら、罰があたるぞ、返やせ、返やせ!
吉川英治 親鸞 青空文庫
そして、銘木の小筥を、「これも金になる」と、その革紐を自分の首にかけて、やおら、長い野太刀の鯉口を左の手につかみながら、追ってきた人々を睨んで、「貴様たち、命はいらないのか。
吉川英治 親鸞 青空文庫
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銘木(めいぼく)とは、木材や板材のうち、稀少な杢があるものや、材種自体に希少価値のあるものを指す。特に杢に関してはケヤキの玉杢や、トチの縮み杢などが分かりやすい銘木である。馴染みのある杉材であっても、樹齢や木目の風合いで銘木となる。合板やプリントで表現される場合もある。

出典: 銘木 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0