山家集
さんかしゅう
名詞
標準
Sankashu (personal collection of Japanese poetry by Saigyo)
文例 · 用例
年頃の若者になつても、鼻唄一つうたふでもなく、嫌味な教会通ひの若者となりもしない、何処から得たか西行の山家集と、三木|露風の詩集を持つて居た。
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
今より六代の前、報恩寺に住持たりし偉運僧正が浄書したりと云ふ西行法師の山家集、これは我が財産中、おのれの詩稿と共に可成盗まれたくなしと思ふ者なり。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
来りて西行の姿を「山家集」の上に見よ。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
そのむかし芭蕉は頭陀袋に杜詩と山家集と普門品とを入れてゐたさうだが、素行は支那人や観音様に会つても、むつかしい話の仕様を知らなかつたから、懐中にはいつも俳諧七部集を一冊捻ぢ込んでゐるに過ぎなかつた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
山家集の作者の目には、其引き綱が、今日我々の見馴れてゐる鰐口の緒同様に映つて居たらしいが、殺伐な年占が、引くと言ふ語の他の用語例を使うて、緩やかな祈願に移つて行つたものと見るべきであらう。
— 折口信夫 『幣束から旗さし物へ』 青空文庫
山家集を見て、折々さうした処に気のつくのは、会話語の発想法が、まだ、純化を経て取り入れられてゐなかつた証拠である。
— 折口信夫 『短歌の口語的発想』 青空文庫
題しらず寂しさに堪へたる人の又もあれな庵をならべむ冬の山里 (西行法師)信州数日寂しさの極みに堪へて天地に寄する命をつくづくと思ふ (伊藤左千夫) 西行のは山家集と新古今巻六に載つて居り、左千夫のは明治四十二年の作である。
— 斎藤茂吉 『『さびし』の伝統』 青空文庫
山家集を註釈づきでよみはじめた。
— 久坂葉子 『灰色の記憶』 青空文庫
作例 · 標準
西行法師の山家集は、自然や旅の情景を詠んだ歌が多く収められています。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
国語の授業で、山家集の中から印象的な歌を朗読しました。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
山家集を読むと、西行の心の平安が感じられるようです。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
『山家集』(さんかしゅう)は、平安末期の歌僧・西行法師の歌集。歌数は約1560首だが、増補本では300首余が加わる。
出典: 山家集 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0