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奥義書

おうぎしょ
名詞
1
標準
esoteric writings
文例 · 用例
」「うむ」と受け取り、そのままつがえ「何故ご下向なされませなんだ」「先祖|正成より伝わりました、弓道の奥義書『養由基』九州あたりへ参りましたら、伝える者はよもあるまい、都にて名ある武士に伝え、伝え終らば九州へと……」「養由基?
国枝史郎 弓道中祖伝 青空文庫
戦時にありては物見使番、平時にありては細作となって、敵国に潜入、隠密をつとめ、腕を揮ったということじゃ」「蜈蚣衆を創始いたしましたは、真田幸隆にござりまするが、指揮して縦横に使いましたは、高阪弾正にござります」「うむ、そちの祖先であったか」「蜈蚣衆忍術の奥義書なども、わが家に伝わりおりまする。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
けれども自分は「奥義書」を読んだ。
坂口安吾 盗まれた手紙の話 青空文庫
ガン首の大きなパイプを発明するだけの実質的な便利な進化を考へ得ず、一服吸つてポンと叩く心境のサビだの美だのと下らぬことに奥義書を書いてゐた日本の精神はどうしても破滅する必要があつたのだ。
坂口安吾 デカダン文学論 青空文庫
樋口家には十数巻の奥義書があり、虎の巻、獅子の巻、竜の巻、象の巻、犬の巻なぞと名がついていて、これは一子相伝で、高弟といえども見ることのできなかったものであった。
馬庭念流訪問記 安吾武者修業 青空文庫
ともかくこれを剣の技術的な奥義書とならべて加えたのには別の意味があったのだろう。
馬庭念流訪問記 安吾武者修業 青空文庫
他の奥義書はよく見ていないから分らないが、技術的なものを説いたものは、これはまた甚しく具体的にコクメイに書かれていて、およそ奥義書風でなく、むしろ現代の何かの教本の如きもので、これこそは実用一点張りの念流にふさわしいものであった。
馬庭念流訪問記 安吾武者修業 青空文庫
ガン首の大きなパイプを発明するだけの実質的な便利な進化を考え得ず、一服吸ってポンと叩く心境のサビだの美だのと下らぬことに奥義書を書いていた日本の精神はどうしても破滅する必要があったのだ。
坂口安吾 デカダン文学論 青空文庫
作例 · 標準
例句