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門院

もんいん
名詞
1
標準
empress dowager
文例 · 用例
往時普門院といふ寺の鐘この淵に沈みたればこの名ありとは江戸名所図会にも載せたる伝説ながら、けだし恐らくは信ずるに足らざるの談ならん。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
『閑窓自語』に、元文二年春、出処不明の大猿出でて、仙洞、二条、近衛諸公の邸を徘徊せしに、中御門院崩じ諸公も薨じたとあり。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
清水兵三君説(高木敏雄氏の日本傳説集に載す)には雲州松江城を堀尾氏が築く時成功せず、毎晩其邊を美聲で唄ひ通る娘を人柱にした、今も普門院寺の傍を東北を謠ひながら通れば必ず其娘出て泣くと。
南方熊楠 人柱の話 青空文庫
口碑によれば、むかし豊島郡石浜にあった普門院という寺が亀戸村に換地をたまわって移転する時、寺の什物いっさいを船にのせて運ぶ途中、あやまって半鐘を淵の底に沈めたので、そのところを鐘ヶ淵と呼ぶというのである。
岡本綺堂 鐘ヶ淵 青空文庫
此唐代肖像畫の傳來は、多分當時吾國の肖像畫に影響して、爾來數百年間その風格は繼續したるものならんと思はるゝが、此風の我國製作肖像畫としては、高野山普門院の勤操僧正像等は最も適切なる例なり。
内藤湖南 日本の肖像畫と鎌倉時代 青空文庫
芋銭先生を初めて知つたのは恰度取手の在に江野村と言ふところがあつて、そこに普門院と云ふ寺があり、その寺は今でもあると思はれるが、そこに福田井村氏が居られた。
野口雨情 小川芋銭先生と私 青空文庫
時の帝の中宮、後に建禮門院と申せしは、入道が第四の女なりしかば、此夜の盛宴に漏れ給はず、册ける女房曹司は皆々晴の衣裳に奇羅を競ひ、六宮の粉黛何れ劣らず粧を凝らして、花にはあらで得ならぬ匂ひ、そよ吹く風毎に素袍の袖を掠むれば、末座に竝み居る若侍等の亂れもせぬ衣髮をつくろふも可笑し。
高山樗牛 瀧口入道 青空文庫
宇治大納言物語に、上東門院のお髪のながさ御身丈より二尺なおあまれりとあるが、そのお方の御身長の程は知られないが、お立ちになって髪が二尺も余ったというからには、よほどの長いお髪であったろうと拝察する。
上村松園 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の門院は、絶大な権力を持っていた。
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多くの女官が、門院に仕えていた。
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門院の御所は、華やかな文化の中心地だった。
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