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寝棺

ねかん
名詞
1
標準
coffin
文例 · 用例
花田と青島、黒布に被われたる寝棺をかつぎこむ。
有島武郎 ドモ又の死 青空文庫
とも子 だってそんな寝棺を持ち込む以上は……花田  死骸になってここにはいる奴はこれだ。
有島武郎 ドモ又の死 青空文庫
今、お辻の寝棺が悠々と泰松寺の山門――山城屋宗右衛門の老来の虚栄心が、ひそかに一郷の聳目を期待して彼の富の過剰を形の上に持ち来らしめた――をくぐつて行つた。
岡本かの子 老主の一時期 青空文庫
角厚な檜材の寝棺をお辻の死体が二つほども這入れるくらゐ広く造つた。
岡本かの子 老主の一時期 青空文庫
黒紋付を着た宜い老婢が一人、小婢を一人|随へて、あとから静かに付き添つて来る、……やがて薄い涙で曇つた宗右衛門の眼に、拡大されて映つた二人の娘の姿が、静まり返つた人々の間を通つて、お辻の寝棺の傍に近づいた。
岡本かの子 老主の一時期 青空文庫
父の死骸は大きい寝棺に横たはり橇に乗つて故郷へ帰つて来た。
太宰治 津軽 青空文庫
つぎの日、私のうちの人たちは父の寝棺の置かれてある仏間に集つた。
太宰治 津軽 青空文庫
命に依って現われた法廷の掃除人、蟻の神は四人の証人をそのままにダメス王の木乃伊の寝棺に返してしまいました。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
作例 · 標準
故人は、生前愛用していた品々と共に静かに寝棺に納められた。
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職人は、故人を送るための寝棺を丁寧に仕上げていた。
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古い墓地には、朽ちた寝棺の破片が散らばっていた。
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