位を与える
くらいをあたえる
表現動詞-一段
標準
to be appointed to a rank
文例 · 用例
初めから四位にしようと源氏は思ってもいたことであったし、世間もそう見ていたが、まだきわめて小さい子を、何事も自分の意志のとおりになる時代にそんな取り計らいをするのは、俗人のすることであるという気がしてきたので、源氏は長男に四位を与えることはやめて、六位の浅葱の袍を着せてしまった。
— 乙女 『源氏物語』 青空文庫
より良きものへの希求が人間に高さと品位を与えるのだ。
— 坂口安吾 『デカダン文学論』 青空文庫
神話や上代天皇史の多くが父子兄弟相争う悲劇であり、その原因としてはどの子供に皇位を与えるか、また、自分の弟にか、実子にか、またそこには恋人であり皇后でもある人の問題も含まれていて、父や兄に味方するか、良人に味方するか。
— 飛騨・高山の抹殺――中部の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
この場合にせりの基礎となるものが必要であるから、今は例えば、ある仲買人が、前回の取引の相場通り、(A)のm単位に対し(B)のn単位を与えると想像する。
— ELEMENTS D'ECONOMIE POLITIQUE PURE OU THEORIE DE LA RICHESSE SOCIALE 『純粋経済学要論』 青空文庫
「一八九五年の十月に、他の大学の卒業生を研究生としてケンブリッジに入学させ、二年後にR・Aの学位を与えるという規則がちょうど実行され出したときに、私は始めて彼に遇った。
— 石原純 『ロード・ラザフォード』 青空文庫
名人だなどと云っても序盤で立ちおくれてはそれまでで、立ち上りに位を制することが技術の一つでもあり名人たるの力量でもあるのだから、双葉の如く、敵の声で立上り、敵に立上りの優位を与えるのが横綱たるの貫禄だという考え方はどうかと思う、ということを述べていた。
— ――織田作之助の死―― 『大阪の反逆』 青空文庫
ほかでもありません、わたしはその男にいわば一定の地位を与える、いわば心理的に一定の方向を与えて、その男を落ち着かせてしまうからです。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
このことは明らかに、唯物論者たちに彼らの敵対者(唯心論者)たちを上回る優位を与える。
— A Treatise of Human Nature 『人間本性論(人性論)』 青空文庫
作例 · 標準
長年の功績が認められ、彼は騎士の位を与えられた。
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