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抜書

ぬきがき
名詞
1
標準
文例 · 用例
紙数に余裕があるので、何かのために、左の言葉を手帖より抜書きして擱筆することとする。
中原中也 詩と其の伝統 青空文庫
近頃ベルギーの天文台年報にストローバンという人が出した「銀河に対する星の分布」と題する論文の抜書を見ると、驚くべき学者の根気の結果が現われている。
寺田寅彦 天河と星の数 青空文庫
(後略) あまり抜書きすると、出版元から叱られるかも知れない。
太宰治 鉄面皮 青空文庫
けれども、三百枚の中から五、六枚くらい抜書きしても、そんなに重い罪にはなるまいと考えられる。
太宰治 鉄面皮 青空文庫
他の雑誌に分載されるのだったら、こんな抜書きは許すべからざる犯罪にきまっているが、三百枚いちどに単行本として出版するんだから、まあ、五、六枚のところは、笑許、なんて言葉はない、御寛恕を乞う次第だ。
太宰治 鉄面皮 青空文庫
どうせ映画の予告篇、結果に於いては、宣伝みたいな事になってしまうのだから、出版元も大目に見てくれるにきまっていると思われる、などとれいの小心翼々、おっかなびっくりのあさましい自己弁解をやらかして、さて、とまた鉄仮面をかぶり、ただいまの抜書きは二枚半、ついでにもう二枚ばかり抜書きさせていただく。
太宰治 鉄面皮 青空文庫
(後略) べつに、いいところだから抜書きしたというわけではない。
太宰治 鉄面皮 青空文庫
時には抜書きをすることもある。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫